キャンプ場に行くと炭起こしに悪戦苦闘している初心者キャンパーをよく見かけます。
慣れていないと、着火剤をいっぱい使っても炭に火がつかない・火がまわるのに時間がかかるということが起こると思います。
一生懸命うちわであおいでいますが、汗だくで煙がもくもくとなかなかしんどそうです。
炭が起きないと食事が始められず子供や奥さんがお腹を空かせて不機嫌になりますよね。
横目で見ながら手伝ってあげたいと思うのですが、お父さんの面目が丸潰れになってしまうので、声をかけない様にしています。
(実はベテランキャンパーの多くは手伝ってあげたいと思っているはず)
そうならない様に、炭起こしの準備は万全にしましょう。
テクニック1/空気の流れを作る
理科で燃焼の仕組みを学んだと思います。
火が燃えるには多くの酸素を必要とします。
そして、熱い空気は上昇気流を作りますので、煙突の様に上方向に空気の抜け道をつくります。

キャンプファイヤーで井桁に組んでいるのも同じ理由ですね。
煙突のような形ができればあとは真ん中に着火剤を入れ火をつけます。
空気の流れができていれば、着火剤の炎が勢いよく立ち上がるはずです。
この状態でうちわであおぐ必要はありません。
ちなみに、煙突効果を得るためにもっとも簡単な方法はチャコールスターターを使う方法です。
私はコールマンのチャコールスターターを買いました。
使い方のコツですが、周囲に炭を積んでいき真ん中を開け、その真ん中に着火剤を入れ火をつけるとあとは煙突効果で勝手に火がついてくれます。
チャコールスターターの大きさですがコールマンのチャコールスターターの場合、ふちまでいれるとテーブルトップグリルにちょうど収まるぐらいの量が入ります。
テクニック2/着火用に安い炭を併用する
高級な炭といえば備長炭というイメージがあります。備長炭は可燃性の不純物が少なく炎や煙が上がりにため、食材に嫌なにおいが付着せず、長持ちしますが、着火が非常に難しいのが特徴です。
私も
一方で安い炭は調理にはイマイチなのですが着火が簡単です。どうしても備長炭を使いたい場合は安い炭を着火させてからその火で備長炭に着火させます。
ちなみに備長炭は爆ぜるので、安い炭から少し話した場所で予熱しておくとよいです。
安い炭と書きましたが、備長炭を着火させるためだけなので100円ショップなどでも大丈夫です。
おすすめはライターで簡単に着火できる成形炭です。
ちなみに私は岩手切炭を使用しています。
備長炭並みに品質が良く、備長炭よりも火をおこしやすいので着火剤だけでも火をつけることができます。
ちなに一度着火した炭は、再着火が用意なので私は火消壺を使って炭の再利用をしています。
高い炭の場合節約にもなりますしおすすめです。
テクニック3/強制的に空気を送り込む
テクニック1でも書きましたが、燃焼には多くの酸素が必要です。
炭がおきる時間ですが感覚的にうまく起きても1時間ぐらいはかかると思います。
私もたまにやってしまうのですが、気が付いたら暗くなってきていて夕飯の時間が近づいていて慌てて炭をおこすということもあります。
煙突効果で火が上がっていればほったらかしでも火は回りますが、時間がないときは強制的に空気を送り込むのが良いでしょう。
うちわであおぐのもよいですが、外の準備をしつつだと大変ですよね。
そんなときは電動のブロアーがおすすめです。
ちなみに私は、安いUSBファンで空気を送っていますが、100円ショップで売っているものでも十分ですし壊れても買いなおせばよいので割とおすすめです。
ちなみに炭が起きた目安ですが、炭から炎が上がらなくなり回りが白くなったぐらいがBBQ開始のタイミングとしてはちょうどよいです。
是非参考にしてみてください。